運営者紹介ページをご覧いただきましてありがとうございます。
当サイト運営者のキチダと申します。
私がこのサイトを立ち上げた経緯とお伝えしたい事をご紹介します。
現在は会社員として海外営業部門で日々英語を使う職場にいます。
英語ができないと、
メールの処理スピードも落ちますし、
海外の現地チームや取引相手から電話がかかってきても意思の伝達もできないので業務に差し支えます。
これを読んでくださってるあなたの職場も似たような環境かもしれません。
またこちらのサイトにいらしてくださったということは、
ご自分の英語のレベルに満足していないとか、
もっと上達させたいという悩みをお持ちなのかもしれません。
何年間も学校で英語の勉強をしてきたのに、
自分の英語力に満足できないなんて納得がいかないですよね。
時間の無駄だったとすら感じているかもしれません。
でも、私たち日本人が学校で習う教科書英語は基礎知識としてものすごく大事です。
無駄だったことは一切ありません。
ただ、実践が少なかっただけなのです。
試験対策で英文パラグラフを読んだり書いたりすることはあっても、
英語の本や雑誌を手に取って最初から最後まで目を通したり、
Dearで始まりSincerelyで締めるメールや手紙を書く機会はあまりなかったと思います。
また、試験対策で台本に基づいた英語の会話を聴くことはあっても、
それらに対する返答を自分が選んだ言葉で返す機会は少なかったのではないでしょうか。
私の同僚にもこれまで頑張って勉強した分の基礎知識は備わっているのに、使いこなせていない人が何人もいます。
あと少しの調整で歯車が回り出しそうなのに、とてももったいない!
基礎英語力はあるのに後一歩で伸び悩んでいる…
まだ歯車が回りはじめていない…
そんな英語の歯車を回すきっかけになるお手伝いをしたいと思いこのサイトを立ち上げることにしました。
このサイトの歯車のロゴにはそんな想いが込められています。
歯車は歯がうまくかみ合っていないと回りませんが、
一旦回りだせばすみずみまで確実に回ります。
小さい歯車で大きな歯車を回すこともできますし、
一つの歯車でいくつもの歯車を回すこともできます。
あなたの英語力も「一つ回り始めれば全体が回り始める」、そんなイメージでとらえてもらえれば嬉しいです。
さて、ここまでくると「偉そうなことを言っているキチダはどうなんだ?」と思われたかもしれません。
私自身は縁があって高校生で渡米してから大学進学、就職と20年近くをアメリカで過ごした、英語環境で言えば恵まれた方の人間です。
TOEICは970点、英検は1級です。
アメリカ生活が長いんだから英語ができて当たり前だと思われたかもしれません。
でも、何十年も英語圏に生活しているからと言って必ずしもみんながネイティブのような英語力を持っているわけではないのです。
たったの一年しか留学経験がないのに英語でのコミュニケーションに全く支障がない日本人も知っていますし、
何十年もアメリカで生活しているのに英語での意思の疎通は苦手だわという日本人もたくさん知っています。
なぜなら語学の習得とは、環境だけではなく努力に比例するものだからです。
TOEIC950点越えの私も今でこそ英語で苦労することは少なくなくなりましたが、
自由に使いこなせるようになるまでは地道な努力をしました。
高校生でアメリカに行くまで英語教室に通ったこともなかったですし、
英語の成績も普通でした。
それまでに会ったことのある外国人といえば、
中学校に来てくれていたイギリス人の講師と高校に来てくれていたアメリカ人の講師の二人くらい。
しかも当時はまだ、ネイティブの英語講師が公立学校にきてくれるなんて月に一回あったかどうかも怪しい時代です。
高校一年生までに習った教科書英語だけ。
英検は3級。
英会話の経験はほぼゼロ。
そんな英語力でアメリカに行ってしまったのですから…若さと好奇心って本当にすごい!!(苦笑)
ただ、若さと英語の教科書だけでは英語の壁を乗り越えることはできないんですよね、残念ながら。
アメリカに行ってからしばらくは、真っ暗なトンネルの中で出口を探して右往左往する暗黒時代でした。
暗黒時代 〜高校編〜
悲しいほどホストファミリーが何を言っているかがわかりません。
初日に「I am hungry…」を伝えるので精一杯だったことが昨日のことのように思い出されます。
あまりに何も言えない私の扱いに困った現地高校の先生たちが、
日本語の話せる保護者を探し出して面談の場を設けてくれたということもありました。
歴史の授業では有名な歴史上の人物名すら聞き取れなくて落ち込んだり。
体育の授業で何かゲームをするにも、ルールがさっぱり理解できずにチームメイトを困らせてしまったり。
どんなにひいき目でみても、
当時の私が言葉もままならないままに現地高校生活を何とか乗り越えディプロマまでもらえたのは、
英語を母国語としない移民がたくさん通学する寛大な地元の公立高校(義務教育)だったからだと思います。
暗黒時代 〜大学編〜
ただ、自分の英語力の低さで本当に困ったのは大学に進学してからでした。
渡米したての高校生時代に比べればずいぶんマシになったとはいっても、
大学の授業をすんなり理解し課題に取り組むには到底不十分なレベルです。
現地大学生なら寝ながらでも書けそうなたった300語程度の簡単な宿題エッセイを書き上げるのに、何度もチューターの元へ通ったり。
「ディスカッションするからこれから配布する新聞記事の切り抜きを3分で読んで」なんて言われると心臓が止まりそうでした。
楽しいはずのアートのクラスだって、みんなで作品を論評しあう時間が苦痛でなりません。
Wikipediaが普及していない時代にシェイクスピアを原文で読まなくてはいけない英文学は本当に辛かったです。
(しかも「F」で単位を落とし、その苦痛をもう一度味わう羽目に…)
アメリカではどこに行ってもディスカッションがつきものですから、いつも本気でビクビクしていました。
「もっと英語ができればなぁ〜」の気持ち
前項からの続きで、まるっきり英語が通じないレベルでアメリカに行ってしまった私ですから、
あなたの英語の実力に自信がない気持ちが良〜くわかります。
英語で電話すればいいのについついメールで返信したい気持ちもわかります。
会議で貝のように口を閉ざしてしまう自分が嫌になる気持ちもわかります。
セミナーに出席しても自分だけ冗談が聞き取れなくて悲しい気持ちも痛いほどわかります。
自分だってもっと英語ができれば〇〇できたのに!って思ってしまうことだってありますよね。
でも、大人になってからの語学習得は遅すぎるなんて諦めないでくださいね。
たしかに完璧な英語耳を育てるには年齢制限があると言われています。
でも高校生になってアメリカに突撃した私はあなたと一緒。
残念ながら英語耳には間にあいませんでした。
それでも私は諦めませんでしたよ。
詳しくはサイト内でご紹介しますが、とにかく必死に頑張りました。
そんな私は<本人がその気になれば>日本人だってちゃんと英語が使えるようになると本気で信じていますし、それをお伝えしたいです。
まずはリスニングに集中してみましょう!
語学学習は、リスニング、ライティング、リーディング、スピーキングの4項目の総合点で評価されることが一般的です。
試験対策なら得意科目からの点数アップを狙うべきなのでしょうが、
実践対策ならリスニングを第一優先にすることをおすすめします。
なぜならリスニングができるようになるということは、
あなたの耳が英語の音を聞き取れるようになっているということ。
でもそれだけではないんです。
実際には、理解できるだけの語彙数やイディオムが増えているということだからです。
そう、つまり、
人が言っていることが理解できるということは、
それに対する反応(スピーキング)もしやすくなっているということです。
ここまでくればご自分の会話力にかなり自信が付いているはずですよ!
リスニングが上達するといいことづくめ
当サイトではリスニングに絞った情報をご紹介していきますが、
リスニングができるようになることのおまけ特典はスピーキングだけではないということもあわせてお伝えしておきます。
なぜなら、
会話に自信がつく頃にはあなたの頭の中も英語で考えられるようになっているはずだから。
英語で考えられるようになれば、
ライティングでも表現したい言葉が自然にスラスラ出てきますし、
リーディングも難なくこなすことができるようになっているんです。
リスニング、ライティング、リーディング、スピーキングの全4項目を上げたいという欲張りなあなたも、まずはリスニングに注力してみてください。
ロゴに込めた想い
あなたの英語の歯車を噛み合わせるお手伝いをしたいという想いは前述の通りですが、
ちなみに、ロゴに一つだけある大きな歯車はリスニングをイメージしています。
リスニングの大きな歯車が回ると、小さな歯車も勢いよく回り始めるます。
でもそれだけではありません。
小さな歯車だって、繋がっている歯車を動かすことだってできるんですよ。
リスニング力をあげるための工夫
繰り返しになりますが、
たったの一年しか留学経験がないのに英語でのコミュニケーションに全く支障がない日本人もいますし、
何十年もアメリカで生活していても英語での意思の疎通は苦手だわという日本人もたくさんいます。
私がお伝えしたいのは、私たち日本人の英語リスニングには地道な努力が不可欠ということ。
このサイトでは、私自身が試したリスニング上達法やコツ、またこうしておけばよかったなどの反省から生まれるアドバイスなどをご紹介します。
一例ですが…
- 勉強法:フォニックス、ディクテーション、聞き流し
- 教材:アプリ、本、ラジオ講座
- 実践:電話、ウェブ会議、商談
- テクノロジー:翻訳ツール、通訳ツール、文字起こしツール、字幕ツール
など。
あなたもぜひいろいろ試して自分に合ったものを見つけてくださいね。
最後に
いま世界では、英語を母国語とする約4億人の他に、約10億人もの人たちが第二ヶ国語として英語を使っているという統計もあります。
もしあなたが「英語は難しいものだ」と諦めているなら、第二言語として英語を使っている10億の人々が皆あなたより言語的に優れているはずなどないとお伝えしたいです。
ただし英語習得に特効薬はありません。
必要なのは地味な努力だけです。
英語で仕事ができると行動も変わりますし、ビジネスの世界も広がります。
入ってくる情報の量や質も変わります。
一字一句がいっぺんに聞き取れなくても良いのです。
わからなければ尋ねればいいだけですから。
ネイティブの発音にならなくても良いのです。
相手はきっとわかってくれますから。
Never too late!
私と一緒にリスニングからもう一度頑張ってみませんか?