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マネーショートの英語を字幕なしで聞き取るポイントはズバリ‼︎

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マネーショートの英語を字幕なしで聞き取るポイントはズバリ‼︎

アメリカ超大手の投資銀行リーマン・ブラザーズの経営破綻を発端に瞬く間に世界中を金融危機が襲ったリーマン・ショック(2008年)はまだ記憶に新しいところ。

そのリーマン・ブラザーズの経営破綻の元凶となるアメリカの住宅バブル崩壊を予測し動いた一握りの投資家たちの姿を追う映画が「マネー・ショート 華麗なる大逆転(原題:The Big Short)」(2015年)です。

もう観られましたか?

字幕なしで観てみたいけど「英語がハイレベルすぎる」と躊躇されている方!

実は、この映画が難しく感じられるのは、英語のスピードが速すぎるとか、強烈な訛りがあるから聞き取りにくいというわけではないのです。

ハイレベルな金融専門用語が多いため、耳で拾えたところで金融リテラシーが高くないと内容のイメージがわかずに理解できないのです。

つまり!!!

金融事情を理解するのに大事な金融英単語さえ抑えられれば、あなたも字幕なしでマネーショート 奇跡の大逆転を楽しめるようになれるはず。

加えて、字幕にはない英語が聞き取れるようになると面白さが倍増すること間違いありません。

マネーショートで繰り返し使われる金融専門用語 in 英語

「マネーショート 奇跡の大逆転」の中で繰り返し使われる金融専門用語トップ3をご紹介します。

Mortgage

抵当権がついた住宅ローン

抵当権がついたとか言うと一気に難しく聞こえがちですが、住宅を担保にして銀行などからお金を借りるという、いわゆる住宅ローンのこと。

銀行側は親切でお金を貸してくれているのではなく、毎月の返済と利子でしっかり儲けを出していますよ!

綴りを見ると「t」が入っていますが実はサイレントT。

「t」は発音しません。

カタカナ表記では「モーゲージ」とされている事が多いですが、発音記号は[ˈmɔːr.ɡɪdʒ]。

「モォギッジ」に近い感じです。

是非マネーショートでたくさん拾い取ってみてください。

  • The mortgage-backed security. Or private-label MBS.
  • And who the hell doesn't pay their mortgage?
  • I want you to get me the top 20 selling mortgage bonds.
  • So you want to know what the top 20 selling mortgage bonds are?
  • No, no, no, I want to know what mortgages are in each one.
  • Wait, aren't those bonds made up of thousands and thousands of mortgages?
  • So the banks started filling these bonds with riskier and riskier mortgages.
  • By the way, these risky mortgages are called subprime.
  • But it would also apply to your payments if the value of the mortgage bond goes up. You'd have to pay us monthly premiums.
  • We just sold $200 million in credit swaps for mortgage bonds.
  • It tracks subprime mortgage bond value.
  • I'm surveying mortgage owners who are over 90 days delinquent.
  • Wait, has that asshole not been paying his mortgage?
  • Actually, could I talk to a mortgage broker?
  • Are they downgrading the CDOs and mortgage bonds?

Subprime Loans

低所得者向けの高金利住宅ローン

カタカナの「サブプライムローン」もリーマンショックが語られる際には欠かせません。

アメリカでは利用者の信用度によって住宅ローンがいくつかに分類されていて、「サブプライムローン」はその中でも信用度の低い利用者向けのローンのこと。

マネーショートの中でも、直ぐに支払いの滞りそうなリスクの高い投資先として言及されることが多いです。

反対に信用度の高い優良者向けのローンは「プライムローン」と呼ばれますが、マネーショートで言及されることはないようです。

Short

空売り、空売りする

原題の「The Big Short」とはなんと「大きな空売り」という意味でした。

その空売りとは…

株券を持たず、あるいは、持っていてもそれを使用せずに、他から借りて行う売付けをいう。

空売りは、近い将来に株価が下落すると予想し、現在の株価でいったん売りを出し、値下がりしたところで買い戻して借りた株を返す。この時の差額が利益となる。株価の下落局面でも利益を出せることがメリットとして挙げられる。

出典:野村証券

わかる様でわからないんですが、つまり…

この株の価値が下がりそう!と気が付く→銀行や投資ブローカーなどから株を借りる→売却する→実際に安くなったら買い戻す→借りていた株を返す→発生した利益を受け取る!という流れのようです。

「the Big Short」というタイトルが表す通り、マネーショートでは中心登場人物たちがいろんな形で「short」しています。

「short」の文中での使用例もご紹介するので、是非参考にしてみて下さい。

① “I wan to short the housing market!”

空売りしたい!(価値が下がると見込んで借りた株を売却&買い戻して利益を得たい!)

@12:15

MIKE: No stocks. I want to short the housing market.

@15:16

MIKE: The housing market is propped up on these bad loans, and I'm... It's a time bomb, and I want to short it.

  • prop up:支える、下支えするという意味。

@21:00

MIKE: Um, I have prospectuses on six mortgage-backed securities I want to short.

  • prospectus:会社などの設立趣意書、 事業・計画などの発起書、新株発行の目論見書

24:20

JARRED: Somebody shorted $200 mil on mortgage bonds?

@1:20:58

JAMIE: We're interested in shorting some of the AA tranche of CDOs.

② How big is your short position?

実際に価値が下がるのを待っている買い戻し待ちの段階

@47:30

LAWRENCE: How big is your short position right now?

MIKE: Um... Just $1.3 billion.

@1:12:55

JARRED: We're not advertising our short position. All right? We don't want to spook everybody. Can you do that?

③ sell shorts

買い戻し段階

@1:35:54

MARK: Kathy thinks that it would be a good idea if we sold our shorts.

↑我々の持ってる空売り=ジャレッドから購入したCDSのこと

@1:37:32

JAMIE: I asked Bear Stearns to price our shorts. They tell me the CDOs still haven't moved.

ジェイミーとチャーリーが保有する空売り=CDO

@1:42:25

KATHY: Two years ago, Bennie Cleager in Morgan's bond department also started shorting subprime housing, $2 billion in BBBs.

MARK: Bennie is smarter than I thought.

KATHY: No, he's not smart at all. The premiums on the swap ate into his desk's profit. To cover his BBB shorts, he sold a lot of A and AA swaps as protection.

 

マネーショートを理解するのに役立つ金融専門用語 in 英語

FICO Score

信用度を数値化するクレジットスコアの一つ

FICOはクレジットスコア審査会社最大手のthe Fair Issac Corporation社の頭文字をとった略で、FICO ScoreとはFICO社が算出するクレジットスコアのこと。

アメリカには審査会社がたくさん存在していますが、その中でもFICOスコアが90%以上のシェアを占めるため、クレジットスコアの代名詞として使われることが多いようです。

ちなみにFICOスコアの点数分けでは、760点以上がExcellent、725点以上はVery Good、660点以上のGoodに続き、660点未満がサブプライム層となります。

ところがなんと銀行は、「AAAが65%も入っているから安心!」とCDOの宣伝をしながら、実際には全体の95%が550点以下のサブプライムの寄せ集めなんてこともしてるらしい↓。(少なくともリーマンショックの前は)

JARRED: Nobody knows what's in the bonds. I've seen some that are 65% AAA-rated that I know for a fact are filled with 95% subprime shit with FICOs below 550!

これじゃぁ詐欺ですよね。

アメリカの場合、クレジットスコアは個人の社会保障番号(social security number/SSN)に紐づけられていています。

ここで余談ですが、無借金だからと言って必ずしもスコアが良くなるわけではないのはご存知でしたか?

なぜなら、過去の返済履歴、借入限度額に対する借入割合、クレジットヒストリーが存在する期間や種類など、その個人のクレジットに関するいろ〜んな情報をもとにスコアが算出されているからです。

スコアが低いとローンが組めなかったり、賃貸アパートの契約ができなかったり、また保証金の支払いを求められたりと、申請者にとって不利な条件を突きつけられてしまうので、アメリカでは自分のスコアに影響することを日頃から意識している人が多いんですよ。

「クレジットヒストリーを作らなきゃいけないからクレジットカードで買い物するんだ」と言いながら買い物をする大学生たちにも驚かされたものです。

Tranche

住宅ローン担保証券(MBS/下に詳しい解説あります↓)などの金融商品を、リスクなどの条件で切り分けた部分のこと

語源は「一切れ」を意味するフランス語の単語。

英語の発音は[trɑnʃ]ですが、日本でも「トランシェ」で通じる金融用語でした。

何千もの住宅ローンを束ねて作っているMBSやそのMBSを束ねて切り分けたCDOなどの金融商品(下の方にあるMBSやCDOの解説もご参照ください)は、それらを構成する住宅ローンが踏み倒されてしまう確率(=投資する側が損する確率)でいくつかのトランシェに切り分けられます。

マネーショートの中でジャレッドがジェンガを使ってプレゼンする通り、下の方にあるBBやBが含まれたトランシェはそもそも審査もろくにされていないようなデフォルトリスク(ローンの踏み倒しリスク)の高すぎる住宅ローンばかりなんですって。

ちなみにマークのチームがフロリダの住宅市場バブルについて調査しにいくシーンでは、90日もローンを滞納してるローン債務者が飼い犬の名前でローンを組んでいたり、収入が不安定なストリッパーの女性が家2軒とコンド1軒を変動金利のリスクも知らずに変動金利でローンを組んでいたりと、特にサブプライムと呼ばれるローンのずさんな審査の現実が次から次に出てきます。

チャーリーの「tranche」に関するコメントもイメージがわきやすくておすすめです。

@1:19:55

CHARLIE: What if we bet against the AA tranches? Who's not gonna take that bet? We know they say they're 95% AAA-rated, but in reality they're more like 25%. Some of them are 0%! We also know that if the bottom tranches fail at over 8%, the upper tranches are affected. They go to zero. I'll bet you right now that those AA's are actually like B's.

95%AAAと宣伝しつつ実際には25%AAAも怪しいBレーティングレベルの自称AAトランシェを空売りしよう!と思いつくチャーリー。

銀行自身も自称AAトランシェのデフォルトリスクを把握していないんだろうから断られるはずはないと言う読みでした。

マネーショートで出てくる金融三文字略語 in 英語

英語の略語は頭文字を取るのが一般的です。

でもアルファベットだけだとイメージがわきにくく頭にスゥーっと入ってこないんですよね。

逆にいうと、アルファベットを聞いて元になる英単語がパッと思いつけるようになれば、もう自分のボキャブラリーに入ったも同然です。

<MBS> Mortgage-Backed Securities

住宅ローン担保証券、不動産担保証券、モーゲージ債、モーゲージ証券

1970年代にルイス・ラニエリ(Lewis Ranieri)というイチ銀行マンが、個々ではまったく銀行の儲けにならない住宅ローンをたくさん束ね、それら住宅ローンの元本や利子の返済資金を裏付け資産にして売り出した金融商品。

ルイスがこの住宅ローン担保証券を世間に紹介するシーンもあります。

@2:26

LEWIS Ranieri: You've got your average person's mortgage. Fixed rate, 30 years. Boring, safe, small payoff, right? But, when you have thousands of them all bundled together, suddenly the yield goes up but the risk is still small because, well, they're mortgages! And who the hell doesn't pay their mortgage?

Michigan State Pension Fund Manager: What exactly is the credit rating on this bond?

LEWIS This bond, gentlemen, is AAA-rated.

Michigan State Pension Fund Manager: This is exactly what the Michigan state pension fund has been looking for.

ところがジャレッド曰く、ルイス時代の当時の正統MBSと現代のMBSではまったく質が違うというのです。

JARRED: This is your basic mortgage bond. All right? The originals were simple. They were just thousands of AAA mortgages bundled together, guaranteed by the U.S. government. The modern ones are different. They're private. And they're made up of layers of tranches. The highest level, AAA, is getting paid first. The lowest rated, B, is getting paid last, taking on defaults first. Now, obviously, if you're buying B's, you could make more money. But they're a little risky. Sometimes they fail. Chris Somewhere along the line, these B's and BB's went from a little risky to dog shit. Where's the trash?

PORTER: It's right behind you.

JARRED: I'm talking rock-bottom FICO scores. No income verification. Adjustable rates. Dog shit! The default rates are already up from 1% to 4%, fellas. And if they rise to 8%, and they will, a lot of these BBB's are going to zero, too.

<CDO> Collateralized Debt Obligation

債務担保証券。ローン(貸出債権)などの資産を担保として発行される資産担保証

「Collateralize」は~を担保にする、差し出す、貸し付けを担保で保証するの意味で、発音記号は[kəˈlætərəlaɪz]と一見難しそうですが「l」と「r」を意識すれば大丈夫ですよ。

とはいえ、実は投資のプロたちもCDOを聞いたことがないようなのです↓

MARK: A CDO?

JARRED: Yes. A CDO.

MARK: What is that?

日本語の説明を一生懸命読んでも難しいのですが。。。

資産担保証券の一種で、発行の裏付けとされる資産が複数の社債や複数の企業向け貸付債権(ローン債権)である証券のことです。CDOのうち、発行の裏付けとされる資産が複数の社債である証券のことを債券担保証券(CBO:Collateralized Bond Obligation)、発行の裏付けとされる資産が複数の企業向け貸付債権(ローン債権)である証券のことをローン担保証券(CLO:Collateralized Loan Obligation)といいます。

出典:SMBC日興證券HP

自身がドイツ銀行に勤める身でもあるにもかかわらず、銀行は金儲けのことしか考えていないアホ集団だと言い切るジャレッド。

JARRED: You want me to really blow your mind? When the market deems a bond too risky to buy, what do you think we do with it? Take a guess.

MARK: I don't know. You tell me.

JARRED: All right. You think we just warehouse it on the books? No. We just repackage it with a bunch of other shit that didn't sell and put it into a CDO.

中略

JARRED: This is where we take a bunch of B's, BB's and BBB's that haven't sold, and we put them in a pile. And when the pile gets large enough, the whole thing is suddenly considered diversified and the whores at the rating agency give it a 92%-93% AAA rating, no questions asked.

↑銀行はMBSとして売れ残ったB以下レベルのボンドを集めて「92-93%AAA」というCDO商品と銘打って売っているらしい。

やっぱり詐欺ですよね。

@35:04

MARK: So mortgage bonds are dog shit, CDOs are dog shit wrapped in cat shit.

JARRED: Yeah, that's right. Institutions treat these CDOs like they're as solid as treasury bonds, and they're going to zero.

↑犬のフンのようなMBSを猫のフンで包んでCDOにしてるだけじゃないか!とマークは驚きと呆れを隠せません。

@1:08:09

CHARLIE: Either the banks are clueless and they don't know how to value these CDOs, or they're such crooks that the CDOs are worth shit and they're hiding it.

↑世の中では住宅ローンが焦げ付いているというのにCDOの価値がなんの影響も受けないことに疑念を抱き始めるチャーリーとジェイミー。

<Synthetic CDO>

合成債務担保保証

合成の、人工のという意味がある「synthetic」の発音記号は[sɪnˈθet̬.ɪk]。

「〜を合成する」「統合する」という意味の「synthesize」ですが、90年代音楽がお好きな方には「synthesizer」(シンセサイザー)でお馴染みの単語ですよね。

Merrill LynchのSynthetic CDOを扱うCDOマネジャーからこのマーケットの仕組みの説明を受け、住宅マーケットバブル終焉を確信したマークです。

ちなみにこのシーン(@1:22:56)ではバックグラウンドミュージックで聞こえてくるなんとも透き通る美しい歌声にも注目してください!

ん?なんと!

徳永英明の「最後の言い訳」がかかっているんですよ。

いちばん大事なものが いちばん遠くへいくよ〜♪

徳永英明の声は永遠に不滅です ♪( ´▽`)

<CDS> Credit Default Swap

倒産保険

投資先がデフォルト(債務不履行)してしまうと売り手が損失を肩代わりし、「保険金」を支払わなければならなくなります。

マネーショートではカリフォルニアの無名投資家(マイクのこと)が大金を空売りしているらしいといち早く同僚から聞きつけたジャレッドがそこにお金の匂いをかぎつけ、住宅バブルが潰れた時の保険としてのCDSを投資会社に持ちかけます。

が、ウォール・ストリートの反応はイマイチ。

MARK: So you're offering us a chance to short this pile of blocks? How?

JARRED: With something called a credit default swap. It's like insurance on the bond, and if it goes bust you can make 10-to-1, even 20-to-1 return. And it's already slowly going bust!

PORTER: 10-to-1? 20-to-1? No way.

JARRED: And no one's paying attention. No one is paying attention! Because the banks are too busy getting paid obscene fees to sell these bonds.

  • go bust:倒れる、倒産する、破産する。「bust」は幅広い意味を持つ単語で、倒産・破産する、打ち壊す、機器などを壊す、爆発するなどの他に、カタカナ語として日本に定着しているバスト(胸部)関連の意味もあります。そのほか、「You are busted!!」や「I got busted for smoking in the room.」などのように「捕まる」という意味もよく聞かれるのでぜひ覚えておきましょう!
  • 10-to-1:10対1、10倍
  • 20-to-1:20対1、20倍
  • pay attention:注意を払う

ビフォア・リーマンショックでは「住宅マーケットは安定している!」「住宅バブルが弾けるわけない!」というのが常識でした。

@35:27

JARRED: My whole department's long on this stuff. They call me Chicken Little. They call me Bubble Boy.

  • long on: 株式を買う、保有する(「short」の空売りするに対して)

住宅マーケットが値上がっていくと信じて疑わずにCDOを買い続けている部署で自分のことをチキンリトル(悲観論者の例え)やバブルボーイ(バブル預言者?)と呼んでバカにする同僚たちをさっさと見返してやりたいというジャレッドです。

ちなみにチキンリトルはディズニー映画にもなっています。

早く同僚を見返したいとはいえ、まだまだ厳しい現実↓

@55:52

JARRED: I got a $20-million-a-month negative carry. I got bosses trying to pull the plug because they think I'm out of my fucking mind.

毎月2000万ドルもマイナスで繰り越していて、ボスたちからもさっさとこの事業から手を引くように言われているようです。

<AAA>

格付け機関大手のスタンダード&プアーズ社(S&P)の格付で、最上位から「AAA, AA+, AA, AA-, A+, A, A-, BBB+, BBB, BBB-, BB+, BB, BB-, B+, B, B-, CCC+, CCC, CCC-, CC, R, SD, D」となっています。

ちなみにS&Pと並ぶアメリカ各付け機関ムーディーズ(Moody's)は最上位から「Aaa、Aa1、Aa2、Aa3、A1、A2、A3、Baa1、Baa2、Baa3、Ba1、Ba2、Ba3、B1、B2、B3、Caa1、Caa2、Caa3、Ca、C」。

ところが依頼主でもある債券発行会社から手数料を取って格付けを行うという性質上、依頼主に便宜を図った格付けになっているので全く当てにならない格付けということがわかってきました↓

@1:04:38

VINNIE: Well, we don't understand why the ratings agencies haven't
downgraded subprime bonds since the underlying loans are clearly deteriorating.

中略

MARK: Georgia, have you ever refused to rate any of these bonds upper tranches AAA? Can we see the paperwork on those deals?

中略

GEORGIA: If we don't give them the ratings, they'll go to Moody's, right down the block. If we don't work with them, they will go to our competitors. Not our fault. Simply the way the world works.

↑もはや開き直っているS&Pのジョージア。

VINNIE: They're selling ratings for fees.

MARK: A ratings shop.

<LTV> Loan to Value

不動産価格に対する借入金の割合(資産価値に対する負債比率)

LTV = 負債額 ➗ 物件価格

20%のダウンペイメントはアメリカでも一般的で、つまりLTVは80%となります。

数値が低いほど負債比率が低く安全性が高いということになりますが、住宅バブル崩壊寸前のこの頃には90%代はもとよりなんと110%も↓

@11:16

MIKE: 95... That's 30 days late... Sixty days late... They pay on time... These FICO scores... Late. And they caught up on their payments... Another 30 days late... LTV, 95... LTV, 90... They caught up on their payments... Sixty days late? Jesus! LTV, 110? I've never heard of that! Thirty days late, rate adjusts... In '07 rate adjusts... In '06 rate adjusts... 95... 90... Jesus!

  • catch up on:~に追い付く、~に遅れずについていく、遅れや不足を取り戻す、取り返す
  • I've never heard of that!:そんなの聞いたことない!
  • Paid by servicer: セリフにはありませんが、エクセルシートの項目にチラッと見えるのがお分かりになりますでしょうか。サービサーにはちゃんと定義がありました↓

《経済》債権回収代行会社、債権回収のプロ、サービサー、ローン管理機関◆家のローンの請求書を送り、ローンの取りたて、税金や保険金の管理などをする会社や銀行。◆通常、不良債権を銀行から買い、専門技術で債権を回収する。利益率が高い。例えば、100億の不良債権を3億で買い、債務企業から6億を回収する。

出典;英二郎web

アメリカの“Mortgage Servicer”は、融資を行った金融機関(Mortgage Lender)である場合が多いのです。アメリカでは、住宅ローン(債権)の3分の2ほどを政府支援機関(GSE)が買い取るのですが(さらに4分の1を政府が保証)、売主の金融機関が住宅ローンの管理回収作業を続け、それに対してサービス料(Servicing Fee)を徴収するのです。

出典:daijob.com

マネーショートの英語を字幕なしで聞き取りたいまとめ

いかがでしたでしょうか。

投資に関する金融専門用語がたくさん使われるているので、その分野に詳しい人でもなければ簡単には理解が難しい内容です。

日本語でいいのでこの映画に出てくる金融の仕組みをある程度理解していれば、英語で聞いてもイメージが湧きます。

そして、知っている単語は聞き取りやすいということもポイント。

もしこの映画が気に入ったのであれば、ぜひ何度でも繰り返してみてください。

1回目は難しくても、2回、3回と繰り返しみるうちにどんどん聴き取れる単語が増えてくるはずです。

私はプライムビデオをダウンロードして、通勤途中に音源だけで聴いています。

こちらの方が耳から入ってくる英語により集中できるのでおすすめ。

字幕通りの英語ではないところもあって、気づいたら嬉しいものですよ。

マネーショートで見つけた意訳の字幕についてはまた別の記事を書く予定ですので、ぜひお楽しみに。

単語のひとつ一つや文法にこだわるのではなく、映画の内容が楽しめる程度に会話全体のイメージが湧けば合格です!

では大きな空売りで華麗な大逆転を成し遂げたほんのひと握りの投資のプロたちの話をお楽しみください。

なお、内容には細心の注意を払って記載していますがそもそも私の解釈が誤っている部分もあるかもしれません。お気づきの点などがありましたらお手数ですがコメントフォームなどでご一報頂けますと幸いです。よろしくお願いいたします。

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